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「楽天経済圏ってどうなの?」と聞かれたら、僕の答えは「改悪が続いているのは本当だが、それでもまだ得だ。ただし使い方次第」だ。
2021年から楽天カードを使い始めて、今年で4年目になる。最盛期と比べるとポイント還元率は明らかに下がった。それでも年間でどれくらい得しているか、実際の数字を出して確認してみた。
楽天経済圏の全体像と僕の使い方
楽天経済圏とは、楽天のサービスを複数組み合わせてSPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率を上げ、楽天市場でのポイント還元率を最大化する戦略だ。
僕が現在使っている楽天サービスはこれだ。
- 楽天カード(通常1%還元、楽天市場では3%)
- 楽天市場(SPU対象)
- 楽天モバイル(月3,278円〜)
- 楽天証券(iDeCo + 楽天キャッシュ積立)
- 楽天銀行(マネーブリッジ設定)
楽天ひかり、楽天でんき、楽天ファッションは使っていない。全部試したことはあるが、コスパが自分のライフスタイルに合わなかった。
2024年の年間獲得ポイントを全部計算した
2024年1月〜12月の楽天ポイントアプリの履歴を確認して、カテゴリ別に集計した。
| 獲得元 | 年間獲得ポイント(通常のみ) |
|---|---|
| 楽天市場(買い物) | 約24,800P |
| 楽天カード(日常決済) | 約18,300P |
| 楽天モバイル(キャリアポイント) | 約4,200P |
| 楽天証券(楽天キャッシュ積立) | 約2,750P |
| 楽天銀行(マネーブリッジ給付) | 約900P |
| 楽天ポイントカード(実店舗) | 約1,100P |
| 合計 | 約52,050P |
1ポイント=1円換算で年間52,050円相当。月換算で約4,337円だ。
ちなみに楽天市場での年間購入額は約310,000円だった。家電の買い替え(冷蔵庫)が1件あったので、その年の楽天市場支出は普段より多め。通常年だと購入額は180,000〜200,000円くらいだと思う。
SPUの現状と改悪の影響
SPUは2021年ごろが全盛期で、当時は楽天市場での購入が最大16倍還元だった。今は条件が変わって、僕の場合の実質SPU倍率はこうなっている(2024年末時点)。
| サービス | 倍率 | 条件 |
|---|---|---|
| 楽天カード(通常) | +1倍 | 楽天市場で楽天カード使用 |
| 楽天カード(特典分) | +1倍 | 同上 |
| 楽天モバイル | +4倍 | 利用中 |
| 楽天証券(積立) | +0.5倍 | 楽天キャッシュで月500円以上積立 |
| 楽天銀行 | +0.5倍 | マネーブリッジ設定 |
| ベース倍率 | 1倍 | — |
| 合計 | 8倍相当 | — |
最大16倍から8倍になった。実質半分だ。「改悪」という声がSNSで多く出るのはわかる。ただし、8倍というのは他の経済圏と比べるとまだ高い水準だ。
楽天モバイルは本当にお得か
楽天モバイルの話は少し複雑だ。月額料金は3GBまで1,078円、3〜20GBが2,178円、20GB超が3,278円(いずれも税込)。
僕は毎月10〜15GBくらい使うので、月2,178円を払っている。他の大手キャリアと比べると月2,000〜3,000円は安い。年間で24,000〜36,000円の節約になる。
SPUで+4倍を受けるためには楽天モバイルを「利用している」状態にある必要がある。+4倍というのは、楽天市場で10,000円買い物したときに追加で400ポイント付くということだ。年間30万円を楽天市場で使うなら追加で1,200ポイント。
ただし、楽天モバイルの電波品質については正直に言う。地下や建物の奥だと繋がりにくい場面がある。2024年末時点では改善されてきているが、職場の地下フロアでは今でもドコモSIMの同僚より繋がりにくいと感じる。料金の安さとトレードオフで納得しているが、仕事で重要な通話が多い人には向かないかもしれない。
楽天証券は使い続ける価値があるか
楽天証券のSPU対象は「楽天キャッシュで月500円以上の投資信託積立」と「楽天カードで月500円以上の積立」の2条件で合計+1倍(2024年末時点)。
僕はつみたてNISA(新NISA)の積立を楽天証券でしている。SBI証券でiDeCoを使っているので、証券口座が2つある状態だ。正直、SBI一本にまとめた方が管理は楽だが、楽天証券は楽天キャッシュ積立でポイントが毎月250ポイント付くので継続している。
年間で2,750ポイントという数字は、月500円の積立に対して+0.5%還元だ。大きくはないが、あってもないよりはいい。
楽天銀行のマネーブリッジ設定
楽天銀行に口座を開設してマネーブリッジ(楽天証券と連携)を設定すると、普通預金金利が年0.10%になる。これは通常の楽天銀行金利(年0.02%)の5倍だ。
さらにSPUが+0.5倍つく。条件は「楽天銀行の口座を持ちマネーブリッジを設定するだけ」なので、楽天証券を使っている人にとってはほぼ無条件でもらえるボーナスだ。
年間900ポイントという数字は小さいが、設定の手間は初回5分だけなので費用対効果は高い。
改悪が続く楽天経済圏、今後どう付き合うか
2021年から現在にかけて楽天が行った主な改悪を整理する。
- 楽天ひかり(+2倍→廃止)
- 楽天でんき(+0.5倍→廃止)
- 楽天証券(月1回取引→楽天キャッシュ積立に条件変更)
- 楽天ゴールドカード(SPU+4倍→+2倍、後に+1倍に改悪)
この流れを見ると「楽天は今後も改悪を続けるのでは」という不安は当然出てくる。
僕の考え方はこうだ。楽天モバイルを継続する限り+4倍は確保できる。楽天カードの基本還元率1%は改悪されていない。この2つが崩れなければ「楽天市場で8倍相当のポイントが貯まる」という仕組みはまだ機能する。
ただし、SPUに依存しすぎて楽天市場以外で買うべきものも楽天で買うのは見直した。楽天市場より他のサービスが明らかに安い場合は、他で買うようにした。年間52,000ポイントという結果は、楽天に縛られすぎず「損しない範囲で使う」スタンスに切り替えた後の数字だ。
年間52,050円の得は妥当な評価か
楽天モバイルのキャリア切り替えで節約できる年間約24,000〜36,000円と、ポイント還元52,050円を合計すると、楽天経済圏全体で年間76,000〜88,000円の効果がある計算になる。
月換算で約6,500〜7,300円だ。スマホ代と日常の買い物のポイントがそれだけ違うなら、経済圏を意識する価値はあると思っている。
「楽天経済圏はオワコン」という声は2022年頃から増えているが、それは最盛期との比較で言っているだけだ。現時点でも、楽天カード+楽天モバイル+楽天市場をうまく組み合わせれば、無策な買い物と比べて年間5〜8万円の差は十分に出せる。
大事なのは「完全に楽天に依存しない」こと。サービスが改悪されたときに乗り換えられる準備をしながら、今使える恩恵は最大限使う。それが4年やってたどり着いた楽天経済圏との付き合い方だ。
※本記事は筆者の個人的な見解であり、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。金融商品の価値は変動し、元本割れの可能性があります。
